新車・廃車情報@関西発鉄道の部屋

鉄道サイト『関西発鉄道の部屋』 http://ktr.euphonydigital.com/ を管理している一人、すぃーが更新するブログです。当ブログでは新車・廃車情報をお伝えすることを基本に、高架工事や駅改良工事等、鉄道施設に関する近況レポート等もお伝え出来ればと思っています。

山手線E235系、量産車を新造へ


f:id:ktr-8315f:20160608211218j:image
山手線用車両の新造計画について





去年の11月30日に華々しくデビューした山手線E235系量産先行車。


しかし、車両制御システム(INTEROS)の不具合が原因とみられる運行トラブルが相次いで発生したことにより長期の運転取り止めを余儀無くされましたが、今年の3月7日より再デビュー。今日まで大きなトラブルに見舞われることなく無事に初期故障を克服しました。






E235系関連の記事はこの日以来となります。




そんな色々な意味で話題性の高いE235系ですが、本日、量産車を新造するとの発表がありました。



E235系量産車は2017年春から2020年春頃にかけて順次導入し、最終的には11両編成49本(539両)が出揃う予定です。



なお、この車両数は10号車に組み込まれているE231系4600番台からの改造車も含めた数であり、全てが新造のE235系ではありません。



しかし気になる内容として、一部の編成は11両新造する計画ですとの記述があり、一部のE231系4600番台はE235系に改造、編入せずに廃車となることを意味しているのか、疑問の残る内容ではありますが今後の動向に注目が集まります。





f:id:ktr-8315f:20160608225253j:image
(画像引用元:Wikipedia)

E235系量産車の導入に伴い、現行のE231系500番台は玉突きで転用改造が順次行われ、中央・総武緩行線へと活躍の場を移します。


まだまだ先は長そうですね!





f:id:ktr-8315f:20160608230926j:image
2002年4月のデビュー以来およそ14年に渡り東京の顔として活躍を続けているE231系500番台ですが、ついに山手線から撤退するまでのカウントダウンが始まりました。記録はお早めに。

関西発鉄道の部屋は9周年を迎えました。


f:id:ktr-8315f:20160601010202j:image

本日、私達が運営する鉄道サイト、『関西発鉄道の部屋』はめでたく9周年を迎えました。



開設当初、私達管理人は当時中学2年生。
かなり幼い頃から開設していたことになります(笑)


あれから9年、当初は関西で集まった管理人達ですが、現在一部のメンバーは中部へ、更には関東にまで活躍の場を広げ、それぞれの人生を歩んでおります。



時の流れは早いものですね。
1日1日を大切に生きなければ…





9周年を迎えるにあたり、今回関鉄ではSeason6へとバージョンアップしました。


開設当初より長らく、
のアドレスで皆様に写真などのコンテンツを提供して参りましたが、この度利用していた忍者ホームページの改定により、利用できるデータ容量が制限されることになったのです。

 
それに伴い新たなアドレスを設け、更にサイトデザインをSeason6にバージョンアップしてコンテンツを提供していく方針と致しました。





このSeason6の特徴として、

  • パソコン、タブレットスマートフォンからそれぞれアクセスした際に、表示を最適化するレスポンシブデザインを採用
  • HTML5,CSS2/3/4,jQuery,JavaScriptを使用し、動的な処理をスムーズかつクールに実装
  • ヘッダー、フッターの画像を一部を除きSVGファイルに置換することでページ軽量化を実現
  • デザインを一新。フラットに近いデザインを施し、よりシンプルでクールに
  • ヘッダーの情報を必要最低限に、PC版ではブラー効果を施し、奥行きを表現
  • フッターにもデザイン要素を追加し、最新の情報を掲載
  • フッターの"BACK","NEXT","GO TO TOP"を廃止
  • 様々な動作環境でテストし、表示誤差を最小限に


と、ずらりと特徴を挙げさせて頂きましたが、より快適に閲覧出来るようになったということです。


一応管理人の一人ではありますが、HPの製作には一切関わっていないもので…すみません(笑)


Season6へとバージョンアップした関鉄を是非ご覧下さい!




また、来年には10周年を迎えるということで、何か盛大にやりたいなぁと構想を練っているところでございます。




来年の6月1日に乞うご期待下さい!

JR東日本、E721系1000番台を導入


f:id:ktr-8315f:20160526213502j:image
E721系 1000代新造車両の投入について





老朽化が進行し、また2扉車ということもありラッシュ時の使い勝手が悪かった455系・457系・717系・417系などの国鉄形電車を置き換える目的で製造されました。


2006年(平成18年)に登場し、翌2007年(平成19年)10月までに2両編成39本が、2010年(平成22年)には増備車として2両編成5本が製造され、計44編成が出揃いました。


現在では東北地方を代表する車両の一つとなっています。




E721系0番台を語る上で外せないのが、2011年3月11日に発生した東日本大震災です。


この時、常磐線新地駅に停車していたE721系0番台4両編成(P1編成+P19編成)が大津波によって流され、原型をとどめていない程に大破しました。多くの方がこの生々しい映像を見て、津波の脅威、恐ろしさを思い知ったことでしょう。






さて、前置きが長くなりましたが、本日、このE721系のマイナーチェンジ車であるE721系1000番台を投入するとの発表がありました。



初期車の導入から10年近く経過し、その間にE129系など地方向けの新型車両が多く登場したことから、それらの形式に仕様を一部合わせた上で導入されるのでしょうか?



0番台からの主な変更点は以下の通りです。

  • 4両固定編成となり、2両編成2本を連結した4両編成よりも定員が34名増加
  • 座席の座り心地を改善
  • 車内照明を全てLED化
  • 車体の帯色を赤色から「さくら色」に変更


f:id:ktr-8315f:20160526222229j:image
E721系1000番台は4両固定編成19本(76両)を製造する予定で、製造は総合車両製作所(横浜・新津事業所)が担当します。





f:id:ktr-8315f:20160526223546j:image
なお、今年の11月より順次営業運転を開始する予定で、これにより老朽化した719系0番台を廃車にする計画です。


JR東日本における211系顔ファミリーは更に数を減らすこととなりますね。



近いうちにまた東北地方へ行きたいところですが…


(画像引用元:Wikipedia)

阪急5000系5010F、今津線で運用開始

 

阪急5000系。

1968年(昭和43年)から1969年(昭和44年)にかけて製造された車両です。
 
 
運転開始から30年ほど経過した2000年(平成12年)からは大規模な更新工事を開始。リフレッシュ工事と称し、2007年(平成19年)までに全編成に施行されました。
 
 
 
 
今もなお全編成が神戸本線で活躍を続けておりますが、先日、その中の5010Fが正雀工場へ入場。中間車2両を抜いた上で西宮車庫へ返却され、先週の土曜日から今津北線で運用を開始しました。
 
 

5010Fは2000年にリフレッシュ工事が行われた編成です。つまり5000系リフレッシュ車両の第一陣にあたります。

 
 
 
 
8両編成時代の編成は以下の通り。
5010 5510 5580 5560 5531 5511 5581 5061
 
 
斜体で表示されている車両は元5100系であり、このリフレッシュ工事に伴い改番が行われました。
 
 
 

そして6両編成となった現在。

5010 5510 5560 5531 5511 5061
 
 
元5100系の5580形が編成から抜かれました。
この抜かれた2両は車番の周りが切り取られており、リフレッシュ車両としては初の廃車が出るものと思われます。
 
 
 
 
 
私自身、5000系は本線で使いきるのかと思っていましたので、まさか支線に転用されるとは夢にも思っていませんでした。
 
 
 
今津北線内完結運用に就く編成としては初のシングルアームパンタグラフ、窓ガラスが大型化された乗降扉、LED前照灯などが装備されているため、違和感がかなりすごいです。時代が変わったものです…(笑)
 
 
 
この5010Fを皮切りに、別の編成も今津北線に転用されるのかが注目されるところです。
 
 
 

 

次の転用編成はリフレッシュ車両第二陣にあたる5008Fになるのでしょうか?

今後の神戸本線5000系から目が離せません。
 
 
 
 
 
~6/4追記~
先日、5004Fが検査のため正雀工場へ入場し、中間の2両が編成から抜かれました。次の転用編成は5004Fで確定のようです。

神鉄6500系デビュー!

 

f:id:ktr-8315f:20170403184831j:plain

 
2008年(平成20年)6月に導入された6000系
そのマイナーチェンジ車とも言える6500系が本日5月21日よりデビューしました!
 
 
 
 

f:id:ktr-8315f:20170403184833j:plain

f:id:ktr-8315f:20170403184840j:plain

 

 
この6500系の特徴として挙げられるのが、既存形式である6000系の外観や内装の一部デザインを踏襲しつつ、全密閉型高効率主電動機やフルSiC適用VVVFインバータ制御装置の採用、すべての照明設備(客室照明・前照灯を含む)のLED化など、新機軸を多用し環境面に配慮している点です。
 
 
その結果、消費電力は既存車両の1000系(抵抗制御車)と比べて約60%低減。主電動機を全密閉型とすることで静粛性も向上しました。
 
 
また、6500系は3両編成のため全線で運用が可能となっております。
 
 

f:id:ktr-8315f:20170403184835j:plain

デビュー初日は鈴蘭台→新開地→三田→ウッディタウン中央公園都市線をしばらく往復した後、三木へと向かうルートで運用され、デビュー初日にして神鉄のほぼ全線を走破したことになります(笑)
 
 
 
 
 
そのなかでも今回、私は公園都市線運用に入っている際に試乗してみました。
 
 
因みに3両編成のみ乗り入れ可能な公園都市線VVVF車が乗り入れることは史上初のことです。5000系や6000系は4両編成のため、今まで入線することはありませんでした。
 
 
 
まずは走行音。
フルSiC適用VVVFインバータを採用したことにより非常に未来感のある音がしていました。わかりやすく言うとE235系のような音でしょうか?
 
 
まだE235系に乗ったことは無いのですが、YouTubeを見た限りでは非同期音から同期音にかけての音がそっくりなように思えました。
 
 
 
 

f:id:ktr-8315f:20170403184838j:plain

続いて車内。
6000系の車内をベースにロングシートの袖仕切りを大型化するなど、安全性に配慮されています。
 
 
 
 

f:id:ktr-8315f:20170403184832j:plain

f:id:ktr-8315f:20170403184839j:plain

袖仕切りの一部には強化ガラスが使用されており、非常に大きな袖仕切りでありながらも高級感や解放感を出しています。
 
 
この袖仕切りのデザイン、個人的にはかなりのお気に入りです。頭まで袖仕切りの高さに収まるため、扉付近に立つ乗客と干渉することが無いのです。
 
 
 
親会社の阪急1000系では袖仕切りのサイズが小さいためあまり効果が無いように思えます。これからの増備車ではこのタイプを採用して頂きたいものですが…
 
 
 
 

f:id:ktr-8315f:20170403184834j:plain

 

液晶案内ディスプレイ(LCD)は32インチハーフサイズのものを採用。
阪急阪神グループでは徐々に見る機会が増えてきましたね。
 
 
 

f:id:ktr-8315f:20170403184837j:plain

製造は今まで通り川崎重工業が担当。
2016年の銘板が輝いています。
 
 
 
 

f:id:ktr-8315f:20170403184841j:plain

LEDで表示されるウッディタウン中央に違和感…(笑)
 
 
 
 

f:id:ktr-8315f:20170403184836j:plain

神鉄6500系。
6000系のようにデビューイベントやHM掲出も無かったため地味なデビューとなりましたが、名車であることに間違いありません。
 
 
 
これからの展開に注目が集まります!
 

デビュー間もない山陽6000系に乗りました。

f:id:ktr-8315f:20170403184853j:plain




先月27日より華々しくデビューした山陽電車の新型車両、6000系



話題の鮮度には欠けますが、昨日乗車出来ましたので、簡単にレポートをまとめたいと思います。





f:id:ktr-8315f:20170403184844j:plain
まずは折り返しの阪急神戸三宮駅にて。
一般の利用者も見慣れない車両を目にし、何度もスマホのカメラを構えていました。



f:id:ktr-8315f:20170403184843j:plain
行き先表示器はフルカラーLEDとなっており、幕車の表示内容を受け継いでいます。




f:id:ktr-8315f:20170403184845j:plain
f:id:ktr-8315f:20170403184846j:plain
折り返しの姫路行きに乗車します。
戸袋部のグラデーションが一際目立ちますね!




f:id:ktr-8315f:20170403184848j:plain
f:id:ktr-8315f:20170403184849j:plain
f:id:ktr-8315f:20170403184847j:plain
車内デザインは基本的に東京メトロ16000系と共通化されています。川重の標準部品を採用することにより、コストダウンを図っています。



この車内を目にした学校帰りの女子高生が「未来感半端ねぇ!!」と言ってました。若者の心をグッと掴みましたね(笑)





f:id:ktr-8315f:20170403184850j:plain
f:id:ktr-8315f:20170403184851j:plain
6000系の特筆すべき点がこちら。
通過待ちや接続待ちの間、車内保温のためドアは半自動扱いとし、ドア横のボタンで開閉することが可能となりました。



関西の私鉄では阪神に続き2社目。
まだまだ普及率は低いですが、今後他社に一気に広がりを見せそうですね。



f:id:ktr-8315f:20170403211954j:plain
大塩駅では6000系同士の並びが実現しました。これを撮影したかったのです。


将来、この一枚が貴重なものになるかもしれませんね。




この6000系、非常に完成度の高い車両だなと思いました。

滑らかな加減速、車内外の静粛性向上はもちろんのこと、ロングシートの座り心地も良く、程よいフカフカ加減と言ったところでしょうか。







また、乗車中には別の乗務員が乗り込み、記念カードやポスターを乗客一人一人に配っていました。


デビューから2週間が経過し、さすがにもう貰えないかなーと思っていましたが、個別扉ボタンの存在を一人でも多く周知させようと努力する山電社員の方々には感心しました(笑)


毎日本当にご苦労様です。





さて、直特運用に入るのは何時になることやら…

東急田園都市線、来年度に新型車両を導入へ

f:id:ktr-8315f:20160513212249j:plain

http://www.tokyu.co.jp/file/160513-1-22.pdf
2016年度の鉄軌道事業設備投資計画
車両新造のほかホームドア設置、駅改良工事に総額489億円





本日、東急電鉄より2016年度設備投資計画の概要が発表されました。



その主な内容として、

  • ホームドア、3D式踏切障害物検知装置の整備による鉄道運転事故・輸送障害の未然防止
  • 地域と連携した駅改良、バリアフリー強化による快適で便利な駅空間づくり
  • 東急線アプリによる駅混雑状況、所要時分の配信など、情報配信力の向上

が挙げられています。





東急電鉄では今年度の鉄軌道事業において総額489億円の設備投資を行います。


輸送障害の未然防止などの安全投資に240億円、より快適で便利な電車や駅の実現に向けた付加価値向上・サービス拡充に249億円投資し、いつでもどこでも安全で安心・快適な移動ができる「いい電車」の実現とお客さまが駅をもっと身近に感じていただける、愛着のある「いい街」の創出をめざすとのことです。





そして今回の設備投資計画で特に注目を集めたのがこちら。



『2017年度の導入をめざし、田園都市線の新型車両の製造に着手』

というものです。






f:id:ktr-8315f:20160513221715j:plain
田園都市線では現在、1975年(昭和50年)より導入された8500系が今なお主力として運用されています。



2002年(平成14年)より、5000系の導入が開始されたものの、世界金融危機(リーマンショック等を含む一連の国際的金融危機)や副都心線直通に向けた東横線への集中投資の影響もあり、5000系の増備は10両編成18本(180両)で終了。


結果、現在も8500系は10両編成24本(240両)と5000系の本数を上回っている状況なのです。




最近では半蔵門線内での消火器の落下事故や度重なる故障等により一日も早い新型車両の導入が待たれる中、今日ようやく発表となりました。



この新型車両は、故障につながる予兆を早期に発見するための監視システムの導入やブレーキシステムの変更によるブレーキ性能の向上など、さらなる安全性向上を図るとともに、ベビーカー・車イスをご利用のお客さまが乗車しやすいフリースペースを全車に設けることでさらに安心・快適な車両にするとのこと。



また、サイネージの増設による天気予報など情報サービスの充実、省エネ機器導入による消費電力の削減、低騒音型機器導入による車内外騒音の抑制など、最先端技術を積極的に取り入れた車両となります。




現行の5000系ではE231系などとの車体部材の共通化がなされてきましたが、今回の新型車両では、JR東日本の最新車両E235系を基本に設計が行われるかもしれませんね。



車両デザインや形式など、詳細の発表が楽しみになってきました。