都営浅草線、5500形を導入
http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/subway/2016/sub_p_201612065973_h.html
平成30年春、都営浅草線に新型車両「5500形」を導入します
またまたお久しぶりです。
更新が空いてしまい本当に申し訳ありません…
さて、以前こちらの記事で都営浅草線新車導入の件について触れたことを覚えておりますでしょうか?
都営浅草線リニューアル・プロジェクトと題して発表され、あれから10カ月。ついに新型車両の概要が明らかとなりました。
形式は5500形。
約20年ぶりの新型車両となります。
『日本らしさとスピード感が伝わる車両』
をコンセプトとし、浅草線沿線とゆかりのある歌舞伎の隈取りを現代風にアレンジし、凛々しく躍動感ある外観に。
車体は現在運行中の5300形がアルミ合金製であることに対し、5500形ではステンレスを採用。
浅草線用車両としては、1976年(昭和51年)に導入された5200形以来、40年ぶりのステンレス車となります。
また、 最高運転速度を120km/hとし、アクセス特急など様々な種別に対応した運用が行われる模様です。
内装に関しては、和紙や寄せ小紋のほか、東京の伝統工芸品である江戸切子などの柄とともに、沿線由来のイラストを使用。落ち着きのある和の雰囲気の中にも遊び心があるデザインとし、日本らしさのある車内空間を演出しています。
内装に使用される柄は以下の通り。
・座席(寄せ小紋)
・カーテン(沿線由来イラスト)
沿線由来イラストは以下の7種類となっています。
・壁面(和紙調)
・座席仕切り(江戸切子調)
設備としては全号車に車いすスペースまたはフリースペースを設置。乗降口脇のスペースを広くするほか、吊手や手すりの数の充実化や座席幅の拡大、仕切りの大型化がなされます。
また、SiC適用VVVF制御装置の採用や、現在のトレンドとも言えるLEDを全照明に採用するなど、環境性能の向上も図られます。
この5500形ですが、平成29年度にまず1編成を導入。平成30年度には7編成が導入される予定で、それ以降は順次導入が進められ5300形を置き換えていくことになります。
都営浅草線は大きな転機を迎えようとしていますね。
東武の新型特急車両500系、愛称は「リバティ」に
http://www.tobu.co.jp/file/pdf/28648073042d98f06de9de47a8ffb5c9/161027_2.pdf?date=20161027165848
新型特急車両「500系」の車両愛称名が「Revaty(リバティ)」に決定しました!
昨年の春頃に発表された東武の新型特急車両500系。当ブログではこの車両が初登場となるため簡単に説明をしていきたいと思います。
2015年4月22日、東武本線を運行している特急「スペーシア」、「りょうもう」等に加え、特急列車の更なる利便性向上を目的とし、2017年春に新型特急車両500系3両編成8本を導入するとの発表がありました。
開発コンセプトは、「さまざまな運行形態で運用可能な速達性と快適性を持った特急列車」であり、1編成3両固定の併結・分割を可能とした仕様となっています。
これにより、途中駅で列車の併結・分割などを行い、旅客の目的地に合わせたシームレスな利用が可能となります。
車両デザインは「KEN OKUYAMA DESIGN」(代表:奥山 清行氏)が監修。“沿線の魅力をつむぐ”デザインとしています。
車両設備としては、東武初となるアクティブサスペンション(車体動揺防止制御装置)を全車両に搭載し乗り心地を向上。
また、高効率の永久磁石同期電動機(PMSM)やアルミ車体およびLED照明等を採用して、環境負荷の低減を図ります。
車内ではWi-Fi環境やPC電源を整備するなど、外国人観光客にも優しい車内空間となっています。
さて、非常に長い前置きとなってしまいましたが、現在製造元である川崎重工業ではまもなく完成といった状態となっており、昨日には東武より500系の愛称や運行系統が発表されました。
愛称はRevaty(リバティ)に決定。
500系の最大の特徴である併結・分割機能を活かし、多線区で様々な運行を行う「多様性」を表現するとともに、響きが良く覚えやすい短い言葉にすることで、末永く愛され続ける愛称名となりました。
①「Variety(バラエティ)」:多様、さまざまな
→併結・分割機能を活かした多線区での運行
→文字の並び順を変えると r〔i〕e・va・ty
②「Liberty(リバティ)」:自由
→当社の路線を縦横無尽に走り回る自由度の高さ
これらの単語を組み合わせることにより、Revaty(リバティ)という造語が誕生したのです。
【中・長距離区間特急】
【近距離区間特急】
このように、分割併合の特性を活かしたフレキシブルな運用が行われる予定です。
営業運転開始まで約半年といったところでしょうか?東武特急の運用体系に大きな革命が起ころうとしています。
泉北高速鉄道、「泉北ライナー」に新型車両12000系を導入
http://www.semboku.jp/wp-content/uploads/2016/10/82979dca181cf7956d272a2830cbbc05.pdf
「泉北ライナー」に新型特急車両12000系を導入します
このところ体調が優れておらず、更新が遅れてしまい申し訳ありません…連日、新車情報のアナウンスが続くなか、まずはこの記事から更新したいと思います。
「泉北ライナー」とは、昨年の2015年12月5日より営業運転を開始したばかりの特急列車です。
南海なんば駅~和泉中央駅間を結び、泉北高速鉄道としては念願の特急列車運行となりました。
(画像はWikipediaから)
車両は南海高野線の特急「りんかん」として運用される11000系が使用されていますが、高野線系統の特急車両には予備編成がなく、検査時の代走として南海本線所属の特急「サザン」用の12000系が使用されることもありました。
そんな事情もあり、今回「泉北ライナー」専用車両としてこの新型車両12000系が導入されることになったのです。
基本的な設計は前述の「サザン」用12000系をベースにしていますが、外装デザインや内装デザイン等を変更。
基本色を金色に青と黒のラインを施したフルラッピングによる煌びやかな外装とした一方、落ち着いた内装とした泉北高速鉄道独自の仕様となっています。
和泉中央方先頭車両の車体側面には泉北ライナーのシンボルマークを配置し、ニュータウンの4つの地域(泉ケ丘・栂・光明池・トリヴェール和泉)を表現する4つの丸を京都オパールで装飾。
内装はダークな木目を用いたことにより、落ち着きのある車内空間を演出。また、車両ごとに座席モケットの色がシンボルマークの丸の色と同系色になっています。
また、南海12000系とは異なる点として車両の全ての灯具にLEDを採用したほか、車内案内標準装置をLEDスクロール式からLCDに変更し、4か国語によるわかりやすい案内が提供可能となります。
今回は4両1編成が製造され、来年2月に営業運転を開始する予定です。
神戸市営地下鉄、新型車両のデザイン案が決定
16日より行われた、神戸市営地下鉄の新型車両デザイン総選挙。
本日、総投票数8001票もの中からついにそのデザインが決定されました。
それでは、投票結果をどうぞ!
Plan-A:2802票
Plan-B:3102票
Plan-C:2097票
ということで、Plan-Bに決定となりました。
『緑のUライン』という伝統に相応しく、緑色を多用した前面デザインが好評だったのかもしれませんね。
私はPlan-Aに投票しましたが、このデザインも見れば見るほど好きになってきたものです。
内装や細かい仕様につきましてはまだ検討段階のようで、近日、この新型車両6000形(仮)の詳細が発表されることでしょう。
2年後のデビューが楽しみですね!
大阪市営地下鉄30000系31604F
20日(木)からデビューを果たした御堂筋線の新型車両31604F。
以前の記事からお伝えしておりますが、この編成よりマイナーチェンジが行われ、地下鉄車両とは思えないような豪華仕様となっています。
昨日、ようやく乗車することが出来たので、車内をレポートしたいと思います。
31604Fの中でも特に話題となったのがこのロングシート。新幹線のグリーン車座席と同等の座り心地を実現し、長時間着席しても全く疲れませんでした。
そして通勤車両としては初となるこの足元照明、一体どうなっているのか座席下を覗いてみたところ…
このようにして照らしていたんですね。
乗客があまり居ない僅かな時間で撮影したために成し得たことです(笑)
扉にはこのような模様が新たに入りました。
LED照明は反射させるタイプの間接式となり、北急9000形同様に調光・調色が可能となりました。
LCDは2画面一体となったものが関西では初めて登場しました。
上のように左側にCMを流したり…
2画面連動で大きく駅構内案内を流したりと、ずっと眺めていても飽きないものでした。
今後もこの仕様の30000系は更に数を増やしていきます。御堂筋線がどんどん快適な路線へと変わっていきますね。
小田急、新型ロマンスカー『70000形』を導入へ
http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8500_1656600_.pdf
新型特急ロマンスカー「70000形」の製造を決定
少し鮮度落ちした内容となりますが、20日午後、小田急電鉄より新型特急ロマンスカー「70000形」を2018年3月の営業運転開始を目指して導入するとの発表がありました。
「箱根につづく時間(とき)を 優雅に走るロマンスカー」
をコンセプトとし、ダイナミックな景色が堪能できる展望席を設置するほか、車両側面の窓には高さ1mの連続窓を採用することで流れ行く沿線の四季折々の風景を存分に楽しむことが出来る車両となるようです。
デザイン設計は、現行の50000形(VSE)や、東京メトロ千代田線へ乗り入れる60000形(MSE)に続き、岡部憲明アーキテクチャーネットワークが担当。
この70000形は全長20m車体による7両固定編成で製造され、60000形(MSE)に続きボギー車を採用します。
70000形の特徴は以下の通り。
(1) 快適性・利便性の向上
- 「ロマンスカー」の象徴である展望席16席を両先頭車に設置するとともに、荷棚を設けないことで、展望車両として大きな空間とダイナミックな眺望を創出
- 車両側面の窓の高さを、VSEやMSEよりも30cm高い100cmに
- 左右方向の車両振動を低減する「電動油圧式フルアクティブサスペンション」を在来線量産車両としては国内で初めて編成の全車両に搭載
- 4号車を除く各車両の出入り口デッキ部付近にラゲージスペースを設けるとともに、座席の下には、国内線機内持ち込みサイズの荷物が収納できるスペースをそれぞれ設置
- 車内Wi-Fiシステムの提供や、展望ライブ映像などが楽しめるコンテンツを配信
- ゆったりトイレを設置。また、すべての洋式トイレには、温水洗浄機能付き便座「ウォシュレット」を搭載
(2) 安心・安全に資する施策
- 防犯カメラを出入り口デッキ部と客室内に設置し、乗務員室でリアルタイムに客室内の映像を確認可能に
- 案内用の点字の設置や改良型ハンドル形電動車いすの乗車対応(対応トイレ、乗車スペースの設置)など、ユニバーサルデザインに配慮した車内に
- 授乳時や体調が思わしくない方の休憩等に利用出来る多目的スペースを設置
- 異常挙動検知装置の搭載
- 編成滑走制御を行ない、制動距離の短縮を図る機能を搭載
(3) 環境面の配慮
この70000形新型ロマンスカーは7両編成2本を導入し、製造費用は2本あわせて約40億円。
製造は日本車輌製造が担当し、2017年11月落成予定。2018年3月にデビューする予定とのことです。
神戸市営地下鉄、新型車両のデザイン案を発表
市営交通100周年特別企画 市営地下鉄「新型車両デザイン総選挙」
昨日、神戸市営地下鉄名谷車両基地において「交通フェスティバルin名谷車両基地~B-FREE~」が開催されました。
今回はその目玉企画でもある、
市営地下鉄「新型車両デザイン総選挙」!!
~未来の地下鉄車両デザインを決めるのは君だ!!~
という企画が行われ、平成30年度にデビュー予定の神戸市営地下鉄西神・山手線向け新型車両のデザインが会場にて発表されました。
デザイン案は全部で3種類あり、Plan-AからPlan-Cのうちどれかひとつを公募により決めるというものとなっています。
今回、その車両のデザイン案は川崎重工業が作成。監修は新幹線E6系やE7,W7系、そして東京メトロ16000系のデザイン等を手掛けたことで知られているKEN OKUYAMA DESIGN(代表:奥山 清行氏)が担当しました。
さて、ここでPlan-AからPlan-Cまでのデザイン案を見ていきましょう。
【Plan-A】
『先端の斜めラインを強調したモダンなデザイン』
【Plan-B】
『街に馴染む丸みを帯びたフレンドリーなデザイン』
【Plan-C】
『今までの車両の流れを受け継ぐ軽快なデザイン』
以上が今回発表された3つのデザイン案です。
会場では11時から15時まで投票が行われました。現在はWEB投票が行われており、今日の0時から10月23日(日)の24時まで投票することが可能です。
結果発表は26日(水)の17時頃で、以下のページにて発表されます。
因みに私は、Plan-Aに投票しました。
この思いきったデザインがかなり気に入ったのです(笑)
非鉄の友人や身内にも聞いてみたところ、どうやらPlan-Aが一番人気のようです。
一般公募によって新型車両のデザインを決めるのは極めて稀なことです。結果発表が楽しみになってきました。