新車・廃車情報@関西発鉄道の部屋

鉄道サイト『関西発鉄道の部屋』 http://ktr.euphonydigital.com/ を管理している一人、すぃーが更新するブログです。当ブログでは新車・廃車情報をお伝えすることを基本に、高架工事や駅改良工事等、鉄道施設に関する近況レポート等もお伝え出来ればと思っています。

大阪市営地下鉄30000系31604F

 

20日(木)からデビューを果たした御堂筋線の新型車両31604F。

 

 

以前の記事からお伝えしておりますが、この編成よりマイナーチェンジが行われ、地下鉄車両とは思えないような豪華仕様となっています。

 

 

昨日、ようやく乗車することが出来たので、車内をレポートしたいと思います。

 

 

 


31604Fの中でも特に話題となったのがこのロングシート。新幹線のグリーン車座席と同等の座り心地を実現し、長時間着席しても全く疲れませんでした。

 

 

 

そして通勤車両としては初となるこの足元照明、一体どうなっているのか座席下を覗いてみたところ…

 

 

このようにして照らしていたんですね。

乗客があまり居ない僅かな時間で撮影したために成し得たことです(笑)

 

 

扉にはこのような模様が新たに入りました。

 

 

LED照明は反射させるタイプの間接式となり、北急9000形同様に調光・調色が可能となりました。

 

 

LCDは2画面一体となったものが関西では初めて登場しました。

上のように左側にCMを流したり…

 

 

2画面連動で大きく駅構内案内を流したりと、ずっと眺めていても飽きないものでした。

 

 

今後もこの仕様の30000系は更に数を増やしていきます。御堂筋線がどんどん快適な路線へと変わっていきますね。

 

小田急、新型ロマンスカー『70000形』を導入へ

 

f:id:ktr-8315f:20170225212209j:plain

http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/8500_1656600_.pdf

新型特急ロマンスカー「70000形」の製造を決定

 

 

 

少し鮮度落ちした内容となりますが、20日午後、小田急電鉄より新型特急ロマンスカー「70000形」を2018年3月の営業運転開始を目指して導入するとの発表がありました。

 

 

「箱根につづく時間(とき)を 優雅に走るロマンスカー

をコンセプトとし、ダイナミックな景色が堪能できる展望席を設置するほか、車両側面の窓には高さ1mの連続窓を採用することで流れ行く沿線の四季折々の風景を存分に楽しむことが出来る車両となるようです。

 

 

デザイン設計は、現行の50000形(VSE)や、東京メトロ千代田線へ乗り入れる60000形(MSE)に続き、岡部憲明アーキテクチャーネットワークが担当。

 

 

この70000形は全長20m車体による7両固定編成で製造され、60000形(MSE)に続きボギー車を採用します。

 

 

 70000形の特徴は以下の通り。

 

(1) 快適性・利便性の向上

f:id:ktr-8315f:20170225212207j:plain

f:id:ktr-8315f:20170225212205j:plain

  • ロマンスカー」の象徴である展望席16席を両先頭車に設置するとともに、荷棚を設けないことで、展望車両として大きな空間とダイナミックな眺望を創出
  • 車両側面の窓の高さを、VSEやMSEよりも30cm高い100cm
  • 左右方向の車両振動を低減する「電動油圧式フルアクティブサスペンション」を在来線量産車両としては国内で初めて編成の全車両に搭載
  • 4号車を除く各車両の出入り口デッキ部付近にラゲージスペースを設けるとともに、座席の下には、国内線機内持ち込みサイズの荷物が収納できるスペースをそれぞれ設置
  • 車内Wi-Fiシステムの提供や、展望ライブ映像などが楽しめるコンテンツを配信
  • ゆったりトイレを設置。また、すべての洋式トイレには、温水洗浄機能付き便座「ウォシュレット」を搭載

 

(2) 安心・安全に資する施策

  • 防犯カメラを出入り口デッキ部と客室内に設置し、乗務員室でリアルタイムに客室内の映像を確認可能に
  • 案内用の点字の設置や改良型ハンドル形電動車いすの乗車対応(対応トイレ、乗車スペースの設置)など、ユニバーサルデザインに配慮した車内に
  • 授乳時や体調が思わしくない方の休憩等に利用出来る多目的スペースを設置
  • 異常挙動検知装置の搭載
  • 編成滑走制御を行ない、制動距離の短縮を図る機能を搭載

 

(3) 環境面の配慮

  • SiC素子を用いたVVVFインバータ制御装置の搭載やLED照明の採用による省エネルギー
  • 主電動機を全密閉式とするほか、コンプレッサーや空調装置、駆動装置等は低騒音タイプの機器を搭載

 

 

 

この70000形新型ロマンスカーは7両編成2本を導入し、製造費用は2本あわせて約40億円。

 

製造は日本車輌製造が担当し、2017年11月落成予定。2018年3月にデビューする予定とのことです。

 

 

 

伝統の小田急ロマンスカーにまた新たな歴史が刻まれますね。

 

神戸市営地下鉄、新型車両のデザイン案を発表


f:id:ktr-8315f:20161017204548j:imagehttp://ktbsp.jp/100th/

市営交通100周年特別企画 市営地下鉄「新型車両デザイン総選挙」

 

 

昨日、神戸市営地下鉄名谷車両基地において「交通フェスティバルin名谷車両基地~B-FREE~」が開催されました。

 

 

今回はその目玉企画でもある、

市営地下鉄「新型車両デザイン総選挙」!!
~未来の地下鉄車両デザインを決めるのは君だ!!~

 

 

という企画が行われ、平成30年度にデビュー予定の神戸市営地下鉄西神・山手線向け新型車両のデザインが会場にて発表されました。

 

 

デザイン案は全部で3種類あり、Plan-AからPlan-Cのうちどれかひとつを公募により決めるというものとなっています。

 

 

今回、その車両のデザイン案は川崎重工業が作成。監修は新幹線E6系やE7,W7系、そして東京メトロ16000系のデザイン等を手掛けたことで知られているKEN OKUYAMA DESIGN(代表:奥山 清行氏)が担当しました。

 

 

さて、ここでPlan-AからPlan-Cまでのデザイン案を見ていきましょう。

 

 

【Plan-A】

f:id:ktr-8315f:20161017175714j:image

『先端の斜めラインを強調したモダンなデザイン』

 

 

【Plan-B】
f:id:ktr-8315f:20161017180152j:image

『街に馴染む丸みを帯びたフレンドリーなデザイン』

 

 

【Plan-C】
f:id:ktr-8315f:20161017202403j:image

『今までの車両の流れを受け継ぐ軽快なデザイン』

 

 

 

以上が今回発表された3つのデザイン案です。

 

 

会場では11時から15時まで投票が行われました。現在はWEB投票が行われており、今日の0時から10月23日(日)の24時まで投票することが可能です。

 

 

結果発表は26日(水)の17時頃で、以下のページにて発表されます。

http://ktbsp.jp/100th/

 

 

 

因みに私は、Plan-Aに投票しました。

この思いきったデザインがかなり気に入ったのです(笑)

 

 

非鉄の友人や身内にも聞いてみたところ、どうやらPlan-Aが一番人気のようです。

 

 

一般公募によって新型車両のデザインを決めるのは極めて稀なことです。結果発表が楽しみになってきました。

御堂筋線、改良型30000系のデビュー日は10月20日!

 
f:id:ktr-8315f:20161014222046j:image
http://www.kotsu.city.osaka.lg.jp/general/announce/w_new_info/w_new/list_h28_all/20161013_30000debut.html

更なる快適性向上をめざした30000系デビュー

 

 

御堂筋線30000系。

2011年(平成23年)12月10日より営業運転を開始し、現在3編成が活躍中です。

 

 

昨年末、大幅なマイナーチェンジを行った御堂筋線向け30000系の導入を発表。

『新幹線のグリーン車と同等の座席』になるとされ、大きな話題となりました。

 

 

その際の記事がこちらです。

 

 

 

今回導入される第4編成(31604F)は平成26年以来2年ぶりの新造車両で、すでに導入している30000系をベースに、「都会のイメージの中に未来に向けて新たな風を盛り込んだデザイン」として車内を一新し、更なる快適性向上をめざした新装置を多数搭載。

 

今後、御堂筋線30000系車両は順次10系車両と置き換えていく予定とのことです。

 

 

 

営業運転開始日は10月20日(木)

 

また、デビューから4日間の運行ダイヤが公開されており、確実に撮影・乗車をしたいのであればこの4日間が狙い目となります。 


◯運行ダイヤ

  ・平成28年10月20日(木曜日)

  行先:千里中央行き

  なかもず駅1番線から 11時38分発で運行を開始します。

  なかもず駅には、11時06分に到着します。(扉は閉め、照明は消えています)

  なお、11時28分から乗降扱いを始めます。

  

 ・平成28年10月21日(金曜日)

  通常運行予定。

  

 ・平成28年10月22日(土曜日)、10月23日(日曜日)

  なかもず-千里中央往復運転

 

なお、22,23日の土日運用に関しては以下のダイヤが公開されています。
f:id:ktr-8315f:20161014213537j:image

 

ここまで細かく運用が公開されているのも珍しいですね!

ただし、新型車両ということもあり初期不良を起こす可能性も十分に考えられます。

 

必ずしも運行が順当に進むとは限りませんので、その点だけはご注意ください。

 

 

 

 

そしてこちらが話題のロングシート
f:id:ktr-8315f:20161014214307j:image

この重厚感漂うロングシートの座面、まさに新幹線グリーン車の座席です。この座り心地を間もなく体感出来ると思うと楽しみです!

 

また座席下をやさしく照らす「足元照明」を新たに採用し、安心感と高級感を演出しています。

 

 


f:id:ktr-8315f:20161014215026j:image
 2画面一体となったLCD(液晶ディスプレイ)を関西の鉄道事業者としては初めて採用。

 

また、全国的に見てもこのタイプのLCDを採用した営業車両は東京メトロ1000系増備車に続き2例目となります。

今後のトレンドとなりそうですね。

 

 

 

デビューまで1週間を切りました。

この4日間のうちにどこかで取材に行くつもりですので、またレポートしたいと思います。

 

 

 

画像引用元:

http://www.kotsu.city.osaka.lg.jp/general/announce/w_new_info/w_new/list_h28_all/20161013_30000debut.html

横浜市営地下鉄ブルーライン、『3000V形』を導入

 

横浜市交通局3000形。

1992年(平成4年)より導入を開始し、ブルーライン(1・3号線の路線愛称)用の標準車両として現在も増備が続けられています。

  

この3000形は、1992年から2006年にかけて4次にわたって増備されたためにマイナーチェンジを繰り返し、形態別にそれぞれ通称があるのが特徴です。

 

1992年に製造された1次車では『3000形』として導入。後にATO(自動列車運転装置)対応工事が施行されたため、現在では『3000A形』と名乗っています。

 

1999年(平成11年)に登場した2次車では、

『3000N形』として導入。

ちなみにこの『N』 は、“New(新しい)”の略称を意味しています。

 

2004年(平成16年)に登場した3次車では、

『3000R形』として導入。

この『R』は、“Replace(置き換える)”の略称を意味しています。

 

 

2005年(平成17年)に登場した4次車では、

『3000S形』として導入。

この『S』は、“Satisfaction(満足)”の略称を意味しています。

 

 

 

 

さて、ここまで非常に長い前置きとなりましたが、ここからが本題です。

 

 

本日、横浜市交通局より3000形5次車として新型車両を導入するとの発表がありました。

 

 

気になる形式ですが…


f:id:ktr-8315f:20161013203938j:image

『3000V形』となるようです。

現時点ではこの『V』が何を表しているのか不明ですが、続報を待つとしましょう。

 

車体形状は従来車と同様ですが、外装デザインを一新。スピード感と横浜らしさのあるデザインとなります。

 

 


f:id:ktr-8315f:20161014020636j:image
車内は17インチワイド液晶やLED車内照明などを採用するほか、透明の座席袖仕切や大型窓の妻引戸を採用し、解放感を持たせています。

 

 


f:id:ktr-8315f:20161013205443j:imageまた、妻引戸には横浜の名所をモチーフとした絵柄を付け、車両ごとに観光都市ヨコハマをアピールします。

 

 

 

この「3000V形」は2017年春にまず1編成がデビューする予定で、22年度までに8編成が導入されます。

 

1編成あたりの価格は24億5千万円とされており、1両辺り約4億円とは少し疑問に思っていましたがどうやらこのような理由があるようで…

 

国土交通省によると、新幹線の車両は1両あたり2~3億円。これに対し、「3000V形」は1両あたり4億円を超える。この点について横浜市交通局技術管理部車両課の熊谷課長は「機能性の向上に加え、これまでにない車両のため、設計をイチから行ったため、この金額となった」と説明し、理解を求めた。

引用元:http://hamarepo.com/story.php?story_id=5605

 

 

もしかすると、この『3000V形』の『V』“Valuable(高価な)”の略称を意味するのかも知れません。

 

 

 

 まぁ、このような冗談はさておき…

 

 

f:id:ktr-8315f:20161013210623j:image

(画像はWikipediaから)

 

この『3000V』形の導入により、1次車の『3000A形』は置き換えられることになります。

 

 

当初の計画では製造から20年が経過したために、大規模改修工事が施行される予定でしたが、新車を導入する方が比較的低コストと判断されたのかも知れませんね。

 

 

近いうちに横浜市交を撮りに行きたいところです!

京急新1000形、再びマイナーチェンジへ


f:id:ktr-8315f:20161011171036j:image

http://www.keikyu.co.jp/company/news/2016/20161011HP_16125NN.html

多言語案内に対応し快適性・利便性向上
京急の主力車両 新1000形ステンレス車) がマイナーチェンジして登場!

赤い電車イメージで、“京急の伝統”と“先進性”を調和します~

 

 

2002年(平成14年)4月15日のデビュー以来、数々の仕様変更を繰り返しながら現在も増備を続けている京急において究極の標準形車両『新1000形』。

 

 

今年3月にデビューした貫通形の1800番台以来、再びマイナーチェンジが行われることになりました。

 

 

その貫通形導入の発表がされた際の記事がこちらです。

 

 

 

今回のマイナーチェンジ車両では、この外観の意匠を踏襲した上で、更なる快適性・利便性向上を図るようです。

 

 

 

主な変更点と特徴は以下の通り。

【外観】

  • 車体側面デザインを新1000形1800番台に準じたものに。
  • 京急初となるLED前照灯(ヘッドライト)の導入。

 

【内装】
f:id:ktr-8315f:20161011181734j:image

  • 連結面車端部座席の片側を、ロングシートから2人掛け補助イス付きの4人掛ボックスシートに変更。(車端部ボックスシートを配置した新製車両は2006年に導入された新1000形5次車以来10年ぶり)
  • ボックスシート部に、サービスコンセント2口を設置。
  • ロングシート部の袖仕切の大型化。ドア前に立つ旅客との干渉や、厳寒時のドアからの風の吹き込みを軽減。
  • 客室ドアは視認性向上ラインを印刷した化粧板仕上げに変更。
  • 日本語・英語に対応したLCD(車上情報装置)をすべてのドア上(各車両6台)に設置するとともに、中国語・韓国語に対応したLCDをドア上に千鳥配置(各車両3台)で追加設置。

f:id:ktr-8315f:20161011183116j:image

 

と、ここまでズラリと変更点を挙げていきましたが、快適性が向上しているのは明らかですね!

 

 

なお、この新1000形16次車マイナーチェンジ車の導入予定ですが、来月に6両編成2本が、来年の2017年2月には8両編成2本がデビューする予定となっています。

 

 

6両編成は主に普通や✈エアポート急行として、8両編成は✈エアポート急行から快特、また都営浅草線直通列車や✈エアポート快特まで幅広い運用に対応するとのことです。

 

 

この先もまだまだ新1000形の増備は続きそうですね。

 

 

 

 

画像引用元:

http://www.keikyu.co.jp/company/news/2016/20161011HP_16125NN.html

南海8300系2次車

 

南海8300系

昨年の2015年10月8日から営業運転を開始した南海の最新型車両です。

 

 

現在、4両編成5本と2両編成6本の計32両が在籍しており、前形式である8000系に代わる南海の新しい顔として、徐々に活躍の場を広げております。

 

 

今回紹介するのは、先月(9月12日)より営業運転を開始した8300系2次車というものです。

 

年々増加する関空の利用客に対して使いやすい車両にするため、扉付近のスペースを拡大するなど車内空間がガラリと変わったのがこの2次車の特徴です。

 

4両編成の1000系や8000系、8300系と連結することにより6両編成として運用し、普通から空港急行まで幅広く運用に就いています。

 

 

 

本日は所用で関空に行くことがあったので、久々に南海を利用するということもありこの2次車を取材してきました。

 

 

 

まずは外観から。


▲左側:8300系2次車、右側:8300系1次車

 

 

 

お気付きでしょうか?

2次車では戸袋部のステッカーが省略されているのです。中途半端にステッカーを貼られるよりもすっきりした印象で良いですね!

 

 

そして…

 

少し見辛いですが、8000系以来の前パンも復活しました。

前面にパンタがあるだけでも表情は大きく変わるので本当に好きです。(個人的な意見でスミマセン!)

 

 

 

続いて車内へ。

 

座席端の大型袖仕切りが廃止され、どこかスッキリとした印象になりました。

 

 

比較用としてこちらが1次車(4両編成)の車内です。

違いは一目瞭然ですね。

 

 

また2次車ではロングシートの配置を工夫したことにより、扉付近が大きく開けられています。


この説明も勿論4か国語で書かれており、外国人客にもここが何のためのスペースなのかをしっかりと伝えています。

 

 

 

『やさしいがうれしい』をキャッチコピーとして登場した前形式の8000系。

 

 

今回の8300系では以前よりも更にやさしい車両として、今後も増備が進んでいきそうですね。