新車・廃車情報@関西発鉄道の部屋

鉄道サイト『関西発鉄道の部屋』 http://ktr.euphonydigital.com/ を管理している一人、すぃーが更新するブログです。当ブログでは新車・廃車情報をお伝えすることを基本に、高架工事や駅改良工事等、鉄道施設に関する近況レポート等もお伝え出来ればと思っています。

ゆりかもめ、7300系を増備へ。


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2014年(平成26年)1月にデビューを果たしたゆりかもめ7300系

 

1995年(平成7年)のゆりかもめ(東京臨海新交通臨海線)開業時に導入された7000系の置き換えを目的として現在まで導入されてきました。

 

 

そして今月23日、当形式の製造メーカーである三菱重工業は1999年(平成11年)より導入された7200系の置き換えを目的として、7300系増備車48両(6両編成8本)を受注したと発表しました。

 

 

VVVF制御であった7000系は今年6月にひっそりと全車が廃車となりましたが、今度はVVVF制御である7200系に置き換えの順番が回ってきたのです。

 

 


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▲7200系第21編成

7200系の第1編成にあたります。

 

 


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▲第27編成

2005年(平成17年)に導入された7200系の最終増備編成のうちの1本です。前面にFRPが使用され、外観デザインも大幅に変更されました。

 

 

 

 

この7300系増備編成は2018年6月から2020年6月にかけて順次導入され、それに伴い7200系も廃車となります。

 

 

初期編成で車齢が約20年、最終増備編成でも車齢約15年と、鉄道車両にしては非常に短命な気もしますが、素人目にはわからない新交通システムならではの老朽化が進んでいるのでしょうか?

 

 

 

ゆりかもめと言えばこの車両(7000系,7200系)というイメージがあったので少々寂しさもありますが、残りの活躍を見届けたいところですね!

 

 

 

(画像は全てWikipediaから引用)

南海8300系2次車、営業運転開始


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皆様お久しぶりです。

前回の記事からおよそ2ヶ月ぶりの更新となってしまい、本当に申し訳ありません…

 

これからはまた以前のような更新ペースに戻るかと思われますので、今後とも当ブログを宜しくお願いいたします!

 

 

 

 

さて、昨年よりデビューした南海の新型車両8300系ですが、今年度導入の車両から、近年増加しているインバウンドによる関空利用客に対応する内装に変更された2次車を導入しています。

 

 

 

この2次車の主な特徴として、扉付近スペースの拡大がなされ、キャリーバッグ等大きな荷物が置きやすくなった他、座席袖仕切りの小型化により着席した状態での荷物の管理もしやすくなりました。

 

 

外観にも小変化があり、1次車にあった戸袋部のステッカーを2次車では省略しています。個人的にはステッカーが無い方が好きですねぇ…

 

 

 

 

そんな8300系2次車ですが、本日より営業運転を開始しました。

 

本日運用入りした編成は8701F~8703Fの3編成で、いずれも8300系1次車と連結した6両編成で空港急行の運用に就いているようです。

 

 

この8300系の2両編成、870*Fと表記しておりますが、公式ではまだ不明のようです…835*Fの可能性もありますので、公式より発表され次第、編成番号の変更、そして乗車できれば内装の画像も追ってブログに上げられたらと思っています。ご期待ください。

さよなら、阪急3100系

 

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先週の土曜日をもって営業運転を終了した阪急3100系
 
 
 
 

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本日その3150Fが廃車のため、正雀工場へと回送されました。しかも阪急電鉄の粋な計らいによりHMを付けた状態で…
 
 
大勢のファンに見送られたそうですね。
 
 
 
 
 
今津北線運用に就いていた頃はよくお世話になりました。あの甲高い走行音が好きで、3000系を見送ってまで乗ったことも…
 
 
我が青春時代の思い出がまた一つ、過去のものとなってしまいました。
 
本当にお疲れ様でした。
 
 
 
残り僅かとなった3000系も引き続き、後悔なく記録していきたいものです。
 


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これにより、編成としては3100系の形式が消滅したことになります。
 
但し、3100系の中間付随車にあたるC#3651が現在も3000系の編成内に組み込まれていますので、3100系が完全に形式消滅するのはもう少し先になるものと思われます。
 
 
 
 
昨日からは7034Fが伊丹線で営業運転を開始し、伊丹線も大きく様変わりしましたね…
 

さらば、白い大江戸線


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1991年12月10日の都営大江戸線開業から活躍を続けてきた12-000形初期車(1,2次車)。



そんな初期車最後の運用編成にあたる第04編成が昨日の6月30日、大勢のファンに見送られながらおよそ25年間にわたる活躍にピリオドを打ちました。




私は12-000形はおろか大江戸線を利用したことすら無いのですが、幼少期の頃に見た鉄道の本にはこの初期車の写真が載っていたために、大江戸線と言えばこの白い車両』というイメージが強かったです。


そんな幼少期の思い出の車両が全て引退したことによる寂しさと共に、自分自身も歳を取ってしまったんだなぁと感じたものです。


ありがとう、白い大江戸線





ちなみにこの12-000形初期車で聴けた重低音が唸る日立GTO-VVVFの走行音ですが、関西では今でも長堀鶴見緑地線70系未更新車で聴くことが出来ます。

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初期の大江戸線をもう一度堪能したいと思っていらっしゃる関東地方の方、ぜひ大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線へお越しください!





(12-000形初期車の画像はWikipediaから引用)

225系5000番台2次車が本日デビューしました!

 

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2010年12月より導入された225系5000番台。
そのマイナーチェンジ車とされる2次車(5100番台)が本日からデビューとなりました!
 
 
ちなみに公式では225系5000番台2次車とされており、5100番台とは呼称しないそうです。
したがって当ブログでもわかりにくくはなりますが、2次車と表記させて頂きます。
 
 
 
さて、2次車ということで基本的な仕様は1次車と大差ありませんので、目に見える大きな仕様変更だけ載せていこうと思います。
 
 
 
 
 

◯前面デザインの変更

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車両前頭部強化のため、521系3次車や227系、そして先日出場したばかりの323系と同じ前面デザインとなりました。
 
 

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左:1次車(5000番台)、右:2次車(5100番台)
 
2次車では曲面ガラスのサイズが大きくなっているのがわかります。実車を見るまではこんな変化に気付くことはありませんでした(笑)
 
 
 
 
更に、種別行先表示もフルカラーLEDとなり、視認性の向上が図られています。

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今年中のデビューを予定している323系よりも一足お先に、フルカラーLEDによる大阪環状線の表示が見られるようになりました。なお、側面表示器の『鶴橋・京橋方面』といった方面表示は現時点ではされていないようです。
 
 
 
 

◯客室内照明のLED化

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ここ最近の新車では当然のごとく採用されるようになったLED照明。1次車よりも車内が格段に明るくなりました。このLED照明はコイト電工製となっています。
 
 
 
 

◯アシストレバー付き貫通扉

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子供や高齢者など、力の弱い方でも楽に開けることができるアシストレバー付き貫通扉が採用されました。
 
 
一体どれほどのものかというと…?
 
 
 
 
 
 
 

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このように、見るからに弱々しい私の小指による僅かな力でも簡単に貫通扉を開けることが可能となりました。すごい…
 
 
また、見た目以上にしっかり閉まっているため、ポイントやカーブを走行する際の激しい横揺れによって貫通扉が勝手に開くことも無さそうです。
 
 
 
 

◯将来の津波被害に備えた避難用品の搭載

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既存の車両には後付けで搭載されている津波に備えた避難用品ですが、今回の2次車では補助椅子のように立ち客用の背もたれに内臓されています。
 
 
恐らく補助椅子と勘違いして開けてしまった一般の乗客も多いことでしょう。
実際に私の目の前でもその光景を目撃しました(笑)
 
 
 
 
 
 
新車が入れば必ずその線区から追われる車両が発生します。

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それがこの2形式。
103系205系です。
 
 
阪和線系統では最終的に223系と225系のみで統一される予定で、通勤形は完全に姿を消すこととなります。
 
 
 
225系5000番台2次車のデビューを見たついでに、この2形式をカメラに納めようとする撮り鉄が今日は数多く見られました。
 
 

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こんな何気ない光景も近い将来には過去のものとなります。老朽化には逆らえませんからね…一日でも長い活躍を願っております。
 

JR東海、次期新幹線車両N700S確認試験車を製作


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http://sp.jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000030982.pdf
社長会見】東海道・山陽新幹線    次期新幹線車両N700S確認試験車の製作について





今年初め、JR東海N700系以来のフルモデルチェンジとなる次期新幹線車両を導入する方針を固めたという記事を当ブログに投稿したのを覚えているでしょうか?




本日、ついにその次期新幹線車両を製作するとの発表がなされました。



気になる形式はN700S
ちなみにこの『S』N700系シリーズ中、最高の新幹線車両を意味する“Supreme(最高の)”を表しています。




『N700S』の主な特長は以下の通りです。


◯技術開発成果による新技術の採用

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  1. ATCとブレーキシステムを改良し、地震時のブレーキ距離を更に短縮。
  2. 小牧研究施設の走行試験装置を活用して実用化した「台車振動検知システム」の機能を更に向上。
  3. 駆動システムに、低損失かつ高温下での動作が可能な次世代半導体「SiC(炭化ケイ素)素子」を採用するとともに、当社が独自に進化させてきた走行風冷却の技術を組み合わせることで、駆動システムの大幅な小型・軽量化を実現。

これらにより、安全性・安定性をより一層向上しつつ、更なる省エネルギー化を図るとのことです。



◯徹底した小型・軽量化による「標準車両」の実現

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  • 小型・軽量化を徹底し、これまで実現できなかった最適な車両の床下機器配置を実現。
  • 床下機器配置の最適化により、16両編成の基本設計をそのまま用いて12両、 8両等の様々な編成長の車両を様々な線区に容易に適用させることが可能な「標準車両」を実現。
  • 「標準車両」の実現により、一層高品質な車両を、低コストかつタイムリーに、国内外問わず提供可能に。



◯更なる環境性能の向上

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  • N700系の形状(エアロ・ダブルウィング形)を踏襲しつつ、三次元形状を考慮したシミュレーション技術を活用して進化させた先頭形状(デュアル・スプリームウィング形)の採用により、トンネル突入時の騒音を低減し、更に車体の平滑化や形状見直しにより走行抵抗の低減も図る。
  • SiC素子駆動システムの採用、軽量化や走行抵抗の低減により、N700Aと比較して消費電力量を7%削減する見込み。


◯更なる安全・安定輸送の実現

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  1. 車両に搭載している機器の状態監視機能を強化するとともに、車両が記録したデータを地上へさらに大量に送信できるようにし、昨年車両所に設置した「車両データ分析センター」において、車両の状態をさらに詳細に分析。また、検修省力化を図る仕組みを導入し、メンテナンス性を向上させつつ、更なる安全性の向上を実現。
  2. 車内での異常時には、車内防犯カメラのリアルタイム画像を新たに指令等で確認することで、セキュリティを向上させるとともに乗務員の対応を支援。


◯快適性・利便性の向上

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  1. より制振性能の高い「フルアクティブ制振制御装置」をグリーン車に搭載し、乗り心地を向上。
  2. グリーン車の全座席に設置していたモバイル用コンセントを普通車の全座席にも設置し、モバイル環境を更に充実。
  3. 小型・大容量のリチウムイオンバッテリーを採用することで、これまで架線停電時に使用できなかったトイレが一部号車において使用可能となり、異常時の利便性が向上。
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まさにこれまでのN700系シリーズで培ってきた技術の集大成とも言えるこのN700S。


今回発表されたN700S確認試験車については2018年(平成30年)3月に完成予定となっています。


それからはおよそ2年間にわたり性能確認試運転や調整を重ねた上で、2020年度(平成32年度)を目途に量産車を投入する方向で検討を進めているとのことです。


新幹線の進化はまだまだ続きますね。



あくまで推測ではありますが、標準車両の実現により編成の自由度が向上するため、山陽新幹線のこだま用車両にも何かしらの影響を受けるかも知れません。今後の展開に注目が集まります。





 
※記事の画像、資料は全て以下のリンクから引用させていただきました。

225系5000番台2次車、7月1日より営業運転開始


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https://www.westjr.co.jp/press/article/2016/06/page_8832.html


本日、225系5000番台のマイナーチェンジ車にあたる225系5000番台2次車(5100番台)の営業運転開始日を7月1日(金)とするとの発表がありました。



阪和線への近郊形車両導入は、225系5000番台1次車がデビューした2010年12月1日以来6年ぶりとなります。



1次車との変更点は以下の通り。

  • 正面デザインを521系3次車や227系と同様の形状に変更(車両前頭部強化)
  • 車両異常挙動検知装置の搭載
  • 編成間転落防止幌の搭載(6両固定編成は除く)
  • 機器の二重化(ATS、パンタグラフなど)
  • 客室内照明のLED化と行先種別表示のフルカラーLED化
  • 車内Wi-Fiの設置
  • スムーズに開閉できるアシストレバー付き貫通扉   
  • 近い将来発生すると言われている南海地震の被害が想定される海岸沿いの区間を走ることを考慮して、避難用はしご・非常灯など津波被害に備えた避難用品の搭載


1次車と比べ、安全性と快適性がより一層向上しています。また、車内Wi-Fi設置により昨今のインバウンド需要にも対応し、外国人観光客にも優しい車両となっていますね。





7月1日時点で一挙に28両がデビューし、平成29年度にかけて合計122両が順次導入される予定となっています。



なお、この5100番台の導入により、ついに阪和線から103系205系が撤退することになります。



確実に全廃の時が近付いている103系、関東でも少数派となってきている205系と、これからはこの2形式を収めるために沿線では撮り鉄が殺到することと思われます。記録はどうかお早めに。そしてトラブルが起きぬよう安全に十分配慮して撮影に臨んでください。



画像引用元: