南海8300系2次車
昨年の2015年10月8日から営業運転を開始した南海の最新型車両です。
現在、4両編成5本と2両編成6本の計32両が在籍しており、前形式である8000系に代わる南海の新しい顔として、徐々に活躍の場を広げております。
今回紹介するのは、先月(9月12日)より営業運転を開始した8300系2次車というものです。
年々増加する関空の利用客に対して使いやすい車両にするため、扉付近のスペースを拡大するなど車内空間がガラリと変わったのがこの2次車の特徴です。
4両編成の1000系や8000系、8300系と連結することにより6両編成として運用し、普通から空港急行まで幅広く運用に就いています。
本日は所用で関空に行くことがあったので、久々に南海を利用するということもありこの2次車を取材してきました。
まずは外観から。
▲左側:8300系2次車、右側:8300系1次車
お気付きでしょうか?
2次車では戸袋部のステッカーが省略されているのです。中途半端にステッカーを貼られるよりもすっきりした印象で良いですね!
そして…
少し見辛いですが、8000系以来の前パンも復活しました。
前面にパンタがあるだけでも表情は大きく変わるので本当に好きです。(個人的な意見でスミマセン!)
続いて車内へ。
座席端の大型袖仕切りが廃止され、どこかスッキリとした印象になりました。
比較用としてこちらが1次車(4両編成)の車内です。
違いは一目瞭然ですね。
また2次車ではロングシートの配置を工夫したことにより、扉付近が大きく開けられています。
この説明も勿論4か国語で書かれており、外国人客にもここが何のためのスペースなのかをしっかりと伝えています。
『やさしいがうれしい』をキャッチコピーとして登場した前形式の8000系。
今回の8300系では以前よりも更にやさしい車両として、今後も増備が進んでいきそうですね。