東急5120F、新4ドア車を組み込み営業運転開始
2002年(平成14年)5月2日より、田園都市線向け(一部編成は東横線用)の新型車両として営業運転を開始した東急5000系。
その5000系5120Fが、6ドア車を抜いて、「新4ドア車」を組み込んだ上で本日から営業運転に復帰しました。
田園都市線といえば朝ラッシュ時間帯の激しい混雑で有名ですが、2005年2月14日より混雑緩和や乗降時間の短縮を図る目的で、5104Fを皮切りに6ドア車を連結して運行を開始。この6ドア車の新製は2010年度まで続けられ、田園都市線所属の5000系全編成に3両(4・5・8号車に連結)ずつ連結されました。
しかし昨年1月、東急は2020年を目標に東横線・田園都市線・大井町線の全駅にホームドアを設置することを発表。ならびに田園都市線の6ドア車を廃止するという内容も発表されました。
現在、6ドア車の車齢は長くて10年程度。
一部の部品は今回の「新4ドア車」に流用されると思われますが、こうもあっさり廃車となると何だか勿体無い気もしますね…。
「新4ドア車」では内装の仕様を変更。
5050系4000番台4110F(Shibuya Hikarie号)で採用されたハイバック仕様の座席や、白を基調とした明るい色調をベースに、ナチュラルな木目調素材とグリーンをアクセントとして加えており、既存の5000系列と比べ内装がグレードアップしております。
なお、この「新4ドア車」による6ドア車の置き換えは2017年度中までを目標に完了させるとのこと。
東急版6ドア車、そして上の画像にある6ドア車の連結を示すステッカーは、およそ13年という短期間で終焉を迎えることとなりそうです。
(実車の画像は2枚とも二子玉川駅にて。2012.8.19撮影)