阪急、十三駅にホームドアを設置
まず始めに、この度の西日本豪雨によりお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。
一日も早い復旧、回復を心よりお祈りいたします。
今回の豪雨により、阪神地区の鉄道網にも大きな影響を与えた6日(金)の終電後、阪急としては初となる可動式ホーム柵(ホームドア)の筐体が十三駅3号線(宝塚線宝塚方面ホーム)に設置されました。
引き続き、隣の4号線(宝塚線梅田行きホーム)、5号線(京都線河原町方面ホーム)にホームドアが設置される予定となっております。
2019年春の稼働予定でしたが、思ったより早く設置されましたね。
梅田側(車掌側)のホームドアとその裏面。
中間車の連結部分。
運転士側の裏面。
停止位置目標の範囲が定められているのがわかります。
ホームドアには宝塚線のラインカラーにあたるオレンジのラインが貼られています。
因みに現在はホームドアは稼働しておらず、写真のように警備員がホームの監視を行っています。
停車に関しましては、TASC(定位置停止装置)の設置は行わず手動で行うことから、ホームドアの開口部は広く取られていることがわかります。
今回設置されたホームドアですが、この形は阪急の子会社にあたる北大阪急行電鉄の駅に設置されているものと同一であり、製造メーカーもおそらく京三製作所であると思われます。
このホームドアの特長として、地上側に設置するセンサーにて車両の定位置停止検知などを行い、可動式ホーム柵の自動開閉を実現。
これにより、地上ー車上間の情報伝送(トランスポンダ)装置が不要となり、地上設備の工事のみ行うというシステムになります。
ついに阪急にもホームドアが設置されました。見慣れない光景で戸惑いはありますが、ホームでの安全性は格段に向上します。
阪急の新たな歴史が始まります。