京阪5000系、2020年までに引退へ
https://www.keihan.co.jp/corporate/release/upload/2017-03-30_%E2%91%A3anzensei.pdf
駅ホームの安全性の向上に、ハード、ソフト両面から努めます
京阪では現在、車両形式により扉の枚数や位置が異なることから、ホームドアの整備が困難とされております。
そこで、今後の車両更新計画を前倒しして、5扉車両(5000系)の3扉車両(13000系)への置き換えを進めることにより、ホームドアを整備可能とする状況を作ることとなりました。
今後、平成29年度から31年度の3年間で、異なる扉位置にも適合できる新型ホームドアの検討を進め、平成32年度を目途に京橋駅の一部で試行整備を目指すとしています。
◯ 京阪5000系とは
1970年(昭和45年)に登場し、日本の鉄道車両としては初めてとなる両開5扉を備えた多扉車。
日本で唯一座席昇降機構を備え、ラッシュ時以外の時間帯では2扉を閉鎖して3扉車としても使用出来る機能を備え持っています。
言わずと知れた名車である京阪5000系ですが、ホームドア整備という時代の流れには逆らえず、2020年までには全廃という余命を宣告されてしまいました。
5000系よりも旧形にあたる2200系や2600系0番台がまだまだ残るなかで…
多扉車の歴史は京阪から始まり、後に首都圏のJRや私鉄でも徐々に浸透してきました。朝ラッシュの大混雑を支えてきたものの、こちらもホームドア設置の障壁となり数を減らしてきております。
そんな多扉車の歴史を作りあげた京阪5000系が消滅するのはどこか寂しさを感じますね…