横浜市営地下鉄ブルーライン、『3000V形』を導入
横浜市交通局3000形。
1992年(平成4年)より導入を開始し、ブルーライン(1・3号線の路線愛称)用の標準車両として現在も増備が続けられています。
この3000形は、1992年から2006年にかけて4次にわたって増備されたためにマイナーチェンジを繰り返し、形態別にそれぞれ通称があるのが特徴です。
1992年に製造された1次車では『3000形』として導入。後にATO(自動列車運転装置)対応工事が施行されたため、現在では『3000A形』と名乗っています。
1999年(平成11年)に登場した2次車では、
『3000N形』として導入。
ちなみにこの『N』 は、“New(新しい)”の略称を意味しています。
2004年(平成16年)に登場した3次車では、
『3000R形』として導入。
この『R』は、“Replace(置き換える)”の略称を意味しています。
2005年(平成17年)に登場した4次車では、
『3000S形』として導入。
この『S』は、“Satisfaction(満足)”の略称を意味しています。
さて、ここまで非常に長い前置きとなりましたが、ここからが本題です。
本日、横浜市交通局より3000形5次車として新型車両を導入するとの発表がありました。
気になる形式ですが…
『3000V形』となるようです。
現時点ではこの『V』が何を表しているのか不明ですが、続報を待つとしましょう。
車体形状は従来車と同様ですが、外装デザインを一新。スピード感と横浜らしさのあるデザインとなります。
車内は17インチワイド液晶やLED車内照明などを採用するほか、透明の座席袖仕切や大型窓の妻引戸を採用し、解放感を持たせています。
また、妻引戸には横浜の名所をモチーフとした絵柄を付け、車両ごとに観光都市ヨコハマをアピールします。
この「3000V形」は2017年春にまず1編成がデビューする予定で、22年度までに8編成が導入されます。
1編成あたりの価格は24億5千万円とされており、1両辺り約4億円とは少し疑問に思っていましたがどうやらこのような理由があるようで…
国土交通省によると、新幹線の車両は1両あたり2~3億円。これに対し、「3000V形」は1両あたり4億円を超える。この点について横浜市交通局技術管理部車両課の熊谷課長は「機能性の向上に加え、これまでにない車両のため、設計をイチから行ったため、この金額となった」と説明し、理解を求めた。
引用元:http://hamarepo.com/story.php?story_id=5605
もしかすると、この『3000V形』の『V』は“Valuable(高価な)”の略称を意味するのかも知れません。
まぁ、このような冗談はさておき…
(画像はWikipediaから)
この『3000V』形の導入により、1次車の『3000A形』は置き換えられることになります。
当初の計画では製造から20年が経過したために、大規模改修工事が施行される予定でしたが、新車を導入する方が比較的低コストと判断されたのかも知れませんね。
近いうちに横浜市交を撮りに行きたいところです!