西鉄、天神大牟田線に9000形を導入
http://www.nishitetsu.co.jp/release/2015/15_142.pdf
平成29年3月 天神大牟田線に新型車両「9000形」導入します!
昨日4日、西鉄より天神大牟田線用の新型車両「9000形」を来年の2017年3月に導入するとの発表がありました。
西鉄での新型車両は、2006年3月25日にデビューした「3000形」以来、11年ぶりとなります。
製造は3000形に引き続き、川崎重工業が担当。
9000形では外観デザインを一新、赤帯をモチーフに「ロイヤルレッド」の帯を車体側面に配し、落ち着きのある外装に。歴代の車両でも多く使用されている“赤帯”を継承します。
一方、先頭部では貫通扉をカラーリングの基軸として縦のラインを強調することで、前に進む力強さと次世代車両としての新しさを表現しています。
車内は「白」を基調とし、明るく清潔感のある色調に。西鉄の新しい通勤電車として、座席横の大型袖仕切りや車両の連結部分にガラスを積極的に採用することで、見通しの良い開放的な車内空間を創出します。
東京メトロ千代田線16000系や今春デビュー予定の山陽6000系の内装と似ていることから、川重製の共通部材を採用しているのでしょうか?
また、安全設備に関してはロングシート中間部には縦手すり(スタンションポール)を増設し、わかりやすく一般部と識別化した優先スペース(車イス、ベビーカースペース)の全車両への設置や扉開閉動作ランプの新設など、バリアフリー機能を充実化。
幌が設置出来ない先頭車同士の連結部分では、音声による注意喚起放送が行われます。
乗降扉上部には 4ヶ国語表記(日・英・中・韓)に対応した車内案内表示器を2画面ずつ設置するほか、行先・種別表示には既存の3000形での方向幕に対してフルカラーLED表示器を採用、行先や種別の視認性向上を図ります。
主要な電気機器(車両制御装置、補助電源装置)には次世代半導体素子である「SiC素子」を適用したインバータを採用。前照灯・尾灯・車内照明などすべての照明装置をLED化することで、既存の「5000形」と比較し約50%、前形式の「3000形」と比較すると約10%の省エネルギー化を図っています。
▲9000形の導入によって置換えられる5000形
(画像引用元:Wikipedia)
「9000形」は2017年3月に10両(3両編成2本、2両編成2本)、2017年度中には8両(3両編成2本、2両編成1本)の計18両が導入される予定で、老朽化した「5000形」の置換えが行われます。